◆4月に遊んだゲーム④◆
キャノンダンサー(Switch版)
開発元:ININ GAMES
版権絡みの事情で、移植は困難だと思われていた様々なレトロゲームがまさかの復活という驚きの事が繰り返されている令和ですが1996年に稼働していたアーケードのアクションゲームが、まさかの家庭用ゲーム機への移植。ストライダー飛竜の開発者だったスタッフが関わっている事もあり全体的な雰囲気やスピーディー溢れるアクション性がストライダー飛竜そっくりで遊びたくてもアーケードのみ、そもそもゲーセンでも見かけた記憶が無いほど普及率が低かった厳しい環境により断念していた自分にとってはまさにありがたい移植というものでした。
本作は、退廃的な近未来を舞台に世界を支配しようともくろむ「スレイヴァー」と対立する主人公の「麒麟」を操作し全6ステージ構成の中で、都市や砂漠、海上など様々な場所を巡り妥当スレイヴァーを目指していく。
■爽快感バッチリ、スピーディーなアクション性操作はスタンダードなスクロールアクションらしく攻撃とジャンプ、強力な攻撃だが回数制限のある「大殺陣」に加えスライディングによる操作も本作攻略における肝となっておりスライディング中に左右入力をする事によりダッシュ移動、またはAボタンを押すとキック、敵に重なった瞬間にBボタンを押すと敵を掴み方向キーを入れた方向に敵を投げ飛ばすなど、派生操作が面白いところ。
また、主人公の麒麟は蹴り技を駆使しており、ボタンを連打する事で高速で連続攻撃を繰り出すその姿がまた華麗で見ていて気持ちがいい。道中取得できるパワーアップアイテムで強化を行っていくとその蹴り技は更に切れ味を増し、エフェクトも派手にカッコよくなっていくので必見。このボタン連打を行う事が火力に繫がるので、本作攻略においては必須なのですが正直めちゃくちゃ疲れるので、後述の強化機能を使った方が断然良いです。
■描き込まれたグラフィック、驚きの演出
退廃的な近未来というサイバー世界である事がすぐにわかるビルの街並みにボスキャラが登場した時のカッコいい演出、海上を移動するステージの波の水しぶきの迫力……1つ1つのステージが丁寧に作られています。ボスの独特で尖ったデザインも必見。
■反面、綿密なグラフィックが仇になり状況が把握し辛い事もキャノンダンサーは美しいグラフィックが素晴らしくもあるのですが強い色合いと、情報量の多い描き込みが仇となっており画面内に飛び交ってきた敵からの攻撃を視認し辛く、いつの間にかダメージを受けているなんて事もありどれがただのオブジェクトで、どれが敵からの攻撃なのか把握し辛く混乱に繋がりやすいのはアクションとして中々に致命的か。これ背景の炎かな?→ダメージゾーンでした!わかるか!
■過酷な難易度、死んで覚える攻略が前提 だがそれがいい元が27年前のアーケードゲームらしく、その難易度は割と高め。ステージ1~2まではとても楽な道のりですが、ステージ3から加速的に敵の数は増え、フィールド中に様々な攻撃が飛び交い、更に苛烈さを増していきます。まさに死んで覚えていく系のゲームではあるのですがそれだけにやり甲斐はあり、何度も挑んだステージを踏破できたときの喜びというのは、ステージクリア形式のアクションゲームならでは。
■クリアして結末を見たい、そんなユーザーも安心の救済措置「強化」「チート」機能美しいグラフィックに秀逸なセンス、終盤のあっと驚く話の展開を見たいのにどうしてもクリアできない!せめてクリアだけでもしたい!という人にとってまさにおあつらえ向きなのが「エンハンスト(強化)」「チート」機能。これらの機能は、オプションで設定する事が可能でエンハンストでは「二段ジャンプ」「無敵ジャンプ」「無敵アタック」「オートアタック(攻撃ボタン押しっぱなしで連続攻撃が可能)」などの機能がありチートは「無敵」「時間を止める」「無制限フェイタルアタック」「HP無制限」「フルパワー」など、これでもかというほど親切な機能が備わっており誰でもエンディングに辿り着けるありがた設定となっている。
更に、プレイ中にいつでもデータのセーブ・ロードが可能で任意の場面へと巻き戻す機能もあるので、初心者向けのサポートも充実しておりキャノンダンサーの世界観をただ楽しみたいという人にとって非常にありがたい機能と言えるでしょう。
難易度は高いものの、前述のエンハンストやチートを駆使すればゲームオーバーでめげるという事はありませんし自分に合う設定を見つけた上で、独特の演出や尖った世界観、美しいグラフィックや飽きの来ないステージ構成、魅力的なキャラクター、動かすだけでも楽しいスタイリッシュな主人公の麒麟を操作してキャノンダンサーの世界観に没入してほしいです。
開発元:ININ GAMES
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